シミエの丘の上 日曜ミサを聞きながらオリーブの林を抜け、降り注ぐ木漏れ日の中を歩いていく。 「ニースの輝く陽光は、私にとって唯一欠かせないもの」と言ったマチスの言葉を想う。 公園の開けた所に出て、思わずシャッターを切る。 光の中にたたずむ建物。 マチス美術館である。 マチス絵画の盗難事件のため、美術館内に入れなかった。 額から切り取られたと言う絵画。 残念であった。