現在、世の中にあらゆる製品やサービスが溢れています。
これだけ商品の選択肢が氾濫してくると、
ニーズに適した製品やサービスを生産・販売する仕組みを作っても競争優位にならないのです。
もう一歩踏み込んで顧客にとって明確な価値を生み出し、その生み出した価値を顧客に伝え、説明・説得しなければなりません。
この、価値の説明・説得(プロモーション)が重要になるのです。
そしてこれらは、主に広告コミュニケーション機能によって実現されます。
マーケティングというのは、世の中のニーズをキャッチして『こんないい商品』を開発し、さらに『売り方や売れるしくみ』を考えプロモーションしていくことなんですね。
そして、広告なのですが『できるだけよさそうに見せることが大切』なのです。
『最初にお客様が商品を買うときは、まだ商品を使っていない』という状態ですね。
どんなによい商品でも、よさそうに見えなければ誰も試そうとは思いません。
(もちろん、一度使ってみてガッカリするようだと信用はなくなりますし、リピートも望めませんから、よさそうに見えるだけではダメなのは、当たり前ですよね)
商品やサービスに対する期待感は、過去の購入経験、友人・知人の意見(クチコミ)、そして広告や販売員などから得た
情報によって形成されます。
お客様の満足度は
- お客様に知覚された(CMなどで見た)商品(サービス)情報
- 実際の商品(サービス)パフォーマンス
この比較により、お客様の期待をどの程度満たしているかによって決まるのです。
広告に費用をかけるというのは、『お客様に自社の製品の良さを伝える為の、その技術に対する投資』なのです。
会社経営者の中で製品は一生懸命よいものを作っているのに、その良さを伝えるための宣伝広告にお金を使わないという方が多いのです。
それ以上に、もともと宣伝広告費用を使う発想がない。
みなさんも、宣伝広告にお金をかけることは大手企業のやることだと思っていませんか?
でも、実際は違うのです。
『大手だから宣伝広告費に投資しているのではなく、宣伝広告費をちゃんと投資しているからこそ大手になったのです』
ここが重要ですね。
マーケティングに加えて『露出』を大きく増やすことによって収益を得る。
こういうマーケティング戦略があります。
実際会って、人に影響を与えた話、話していた時の行為、話した事柄(たとえば商品の特徴など)は、それを映像や文章にして相手に届けても、相手がその映像・文章を見れば実際会っているのと同じような効果を発揮する。 というものです。
もう一度言います。
たとえば
営業で実際に人と会って、その人に影響を与えた話、話していた時の行為、話した事柄(たとえば商品の特徴など)を、動画化して相手に届ければ、相手がその動画を見れば実際会っているのと同じような効果を発揮する。 ということなんです。
マーケティングを行い、ちゃんと効率的に広告投資したからこそ大きくなったのです。
マーケティングなしに、いくら不確実なものに投資してもそれはまったく勝算が見えない状態ですから、大金をつぎ込むのは投資ではなく単なる博打(バクチ)になってしまいます。
初期の広告から、ちゃんとデータを蓄積してそれを踏まえた宣伝広告を展開していけばよいのです。
さらに、広告費を出さずに「人」を雇って売ろうとするのはもっとダメです。
人を雇って人件費を増やすよりも、宣伝広告費を出したほうが、はるかに確率の高い投資なのです。
なぜなら、営業マンはお客様のところに欲しいときに来てくれないし、それ以上に忙しいときに来るのです。
そしてなにより、基本的に人は買うように勧められることを嫌います。
現在は情報化社会により
『お客様はもうすでに自分で決めて買いたい』のです。
インターネット上でいろいろな情報を検索して調べまくって、自分で納得して、購入したいのです。 |